
聖誕
4月!桜の開花と共に、新年度が始まりました。 ご入学、ご進学、また新しく社会人をスタートされる 皆さん、おめでとうございます。 今月は預言者ムハンマド様聖誕ということで、預言者様をテーマににていきたいと思います。 預言者ムハンマド様(彼の上に祝福と平安あれ)がお生まれになった日にちは、ラビーウルアウワル月(イスラーム暦3月)12日、当時の西暦に換算するとその日は4月20日に当たっていたとされています(他の説もあり)。特に生誕を祝うことはありませんが、預言者様を知り、預言者様に近付く一つの機会と捉えてみるのも良いではないでしょうか。 「もしあなたがいなかったら、この世界を創造しなかったであろう」と言われるほどのお方。この世を学校に例えれば、校舎や様々な施設、教科書などの設備がすべて整えられた中に何も知らない生徒としてやってきた私たち人間に、教師としてあらゆることを教え、模範として生き方を示してくれた存在であるお方。それが預言者ムハンマドです。 私を含め、後からイスラームを知った日本人にとって理解が難しいものの一つが預言者様への愛情です。自分自身より


お互いによって試される
同じライン上で統一されること、その一致が人々の精神において本質的なものとなること、すなわち人々が相互に理解しあい、一体化し、それが彼らの本質的な性質において同じ深さをもつようになることは、アッラーが信者たちをよくされる際の大切なきっかけ、媒介となります。そして、この一体化し一致している精神は、アッラーがご助力くださるという点で、「ドゥアー大全」を日に1、2回読了することよりもなお、意義のあるドゥアー、祈願となると私は信じています。統一、一致のうちに一体化した人々の精神、心には、アッラーの庇護、援助の御手が伸ばされ、彼らを常に善へ、正しい方向へ向かせられるのです。 この点で、「精神的友情」というのはすばらしいものです。ただ、それだけでは不十分なのです。兄弟となること、一致することというテーマは、感情的なものであるという以上に、意志にかかわるものといえます。それが実現するためには、決意と、意志、そして努力が必要です。信者がお互いを愛することにおいて基盤となるものは、感情的なものという以上に、信仰の一致が集団の一体化へと移行することに結びついている、論