金曜礼拝
今日は用事があって近くまで来ていたので、代々木上原にある東京ジャーミィの金曜礼拝に参加してきました。ISによる日本人人質の“期限”が迫る中、心を一つにして祈りたいという気持ちもありました。
近くに住んでいないこともあり、金曜礼拝に参加する機会はなかなかありませんが、心なしか普段より人出が多いように思えます。
フトバ(説教)の内容は「イスラームにおける生命の安全」
http://www.tokyocamii.org/wp/wp-content/uploads/k2015_0123_islamdacaguvenligi_jp.pdf
人質問題を意識したものでしょう。日本語訳を読んでくださる方が一語一語噛みしめるように読み上げ、礼拝参列者たちもそれにじっと耳を傾け、各々がクルアーンとハディースの教える、真の教え、あるべき姿を今一度確認し、心に刻み付けているように思われました。
「ムスリムたる者は、自分の口(つまり言葉)、そして自分の手で誰に対しても平和と安全を与える人です」(預言者ムハンマドの言葉)
フトバが終わり、礼拝に立ち上がります。指示されずとも整然と並び、肩と肩を触れ合わせながら心静かに祈りに集中する参列者たち。たまたま隣同士となった兄弟姉妹同士、言葉や民族、国家を超えて人々が一つになる姿を見て、あぁ、だから私はイスラームに惹かれたのだ、と感慨を覚えずにはいられませんでした。
一刻も早い人質の解放を願うともに、「イスラーム」の名の下に行われる残虐行為、被害を受ける人々がこれ以上増えないことを心から祈ります。