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アザーン 第3回


今日から聖なる三ヶ月の最初の月、

ラジャブ月が始まります!

アザーンについてのハディース

●「アザーンとイカーマの間のドゥアーは拒まれない」(Riyazus-Salihin 1043)   

●「アザーンが唱えられた時、その言葉を口にし、この言葉の正しさを証言する人は過去の罪が許される」(Riyazus-Salihin 1042) 

●アブー・サーイド・アル・フドゥリの伝承によれば、預言者さまは次のように語られました。

「私はあなたが羊や平原での暮らしを愛しているのを知っています。羊たちと共にある時、あるいは平原にある時、アザーンを唱える時は十分に声を大きくしなさい。なぜなら、アザーンを唱える人の声が届く限りの範囲にあり、その声を聞いたジン、人間、そして全ての存在は、アザーンを読んだ人の為になる形で証言をしてくれるからです」

●アブー・スフヤーンはジャービルからの伝聞として次のように伝えています。

 私はかつて預言者が次のように語った言葉を耳にしました。

「悪魔は礼拝への呼びかけを聞くとラウハーのあたりまで遠くに逃げ去る」

そこで私は「ラウハーとはどこですか」と尋ねました。すると彼は答えて言われました。「それはマディーナから36マイル離れたところにあります」

●アブー・フライラは預言者さまの次のような言葉を伝えています。

「悪魔は礼拝の呼びかけを聞くとその声が聞こえないように背を向ける。しかしその呼びかけが終わり静かになるとまた舞い戻り礼拝に集まった人々の心を惑わそうとする。その後イカーマを聞くとその声が届かないところまで再び逃げ、イカーマが終わり静かになるとまた舞い戻ってきて、『しかじかのことを思い起こせ!しかじかのことを思い起こせ!』とささやいて、その男が以前には考えたこともないことを思い起こさせては彼を惑わす。その結果、礼拝者は何回礼拝したかも自分でもわからなくなってしまう」

●アブー・フライラはアッラーの使徒が次のように語ったと伝えています。

「ムアッジンがアザーンを詠唱すると悪魔は踵を返して一目散に駆け去る」

●アブー・サイード・フドリーはアッラーの使徒が次のよう語ったとして伝えています。

「あなたたちは礼拝への呼びかけ(アザーン)を聞いたならアザーンの詠唱者が唱えていることを同じように繰り返しなさい」

●アブドッラー・ビン・アムル・ビン・アースは預言者が次のようにいったことを聞いたとして伝えています。

「あなたたちはムアッジンの詠唱を耳にした時には彼のいっていることを同じように繰り返しなさい。それから私(預言者)を祝福しなさい。 私を祝福した者は誰でもアッラーより10倍の祝福をうけるだろう。 それから私のためにワスィーラをアッラーに請いなさい。

ワスィーラとはアッラーの下僕(信徒)達の中でただ一人のために用意された天国での特別席ですが、私はそのただ一人になることを望んで止みません。 私のためにこのワスィーラをアッラーに請うた者は誰でも最後の審判の際には私からの執り成しが保証されるでしょう」

 ●タルハ・ビン・ヤヒヤーは彼の叔父から聞いた話として次のように伝えています。

「私はムアーウィヤ・ビン・アブー・スフヤーン(ウマイヤ朝の創始者)の所にいた。 すると彼のもとにムアッジンが礼拝時刻の到来を知らせにやって来た。その時ムアーウィヤはアッラーの使徒がかつて次のように語ったことを耳にしたといった。 『復活の日にはムアッジン達が最も首の長い人達(傑出した人物に対する比喩)です』

イーサー・ビン・タルハもまたムアーウィヤから前記と同じアッラーの使徒のハディースを聞いたと伝えています。

●スハイルは次のように伝えています。

「私の父は私をバニー・ハーリサ族のもとへ使いにさし向けた。

その時私は、少年だったか成人だったか(よく覚えていないが)ともかく一人の随行者と一緒だった。 そして誰かが壁の向こう側から私の随行者の名前を呼んだので彼は壁の方を注意深く見た。 しかしそこには人影は見当らなかった。 そこで私はこの出来事を父に話したところ父は次のように語った。 もしお前がそのような状況に置かれると前もって解っていたならばそのような所へお前を使いに出さなかっただろう。

それにしてももしいま一度そのような悪魔の呼び声を聞いたならばアザーンを唱えなさい。

なぜならば私はアッラーの使徒が次のように語ったとアブー・フライラから聞いてるからである。

「そもそも悪魔はアザーンの詠唱を聞けばただちに一目散に退参するであろう」

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