最後の10日間と「みいつの夜」
ラマダーンの最後の10日間が始まりました!
この大事な10日間に、最も恵み深い夜「ライラトルカドル」(みいつの夜)があります。
この夜に、預言者ムハンマド(彼の上に祝福と平安あれ)が、天使ジブリール(ガブリエル)を通じてアッラーの啓示を最初に受け、聖クルアーンがこの人類に、私たちに、下りました。
この夜に行った善行は、千の月(つまり83年と4か月:人の一生分)よりも勝るとクルアーンには記述されています。
「本当にわれは、みいつの夜に、この(クルアーン)を下した。
みいつの夜が何であるかを、あなたに理解させるものは何か。
みいつの夜は、千月よりも優る。
(その夜)天使たちと聖霊は、主の許しのもとに、凡ての神命を齎して下る。
暁の明けるまで、(それは)平安である。」
(聖クルアーン みいつ章第1~5節)
ライラトルカドルは、ハディースなどにより、奇数日や第27日であるとの諸説がありますが、定かではなく、秘密にされています。
この10日間、時間を大切に、ライラトル・カドルを探し求め、ラマダーンの締めくくりを過ごしましょう!
「カドルの夜、信仰を持ち、アッラーからの報償を期待して礼拝に立つ者は、彼の過去の罪が許されるであろう」(ハディース)
私たちにクルアーンが下された神意を熟考し、その光と共に、これからも誠実に生きられますように。アッラーの恵み深さ、慈悲深さに感謝し、沢山のイバーダとドゥアに満たされた10日間、そしてライラトルカドルを過ごせますように。インシャッラー!
「アッラーよ、あなたは赦されるお方。お赦しを好まれるお方であられます。私をも、どうかお赦し下さい。」
(預言者ムハンマド(彼の上に祝福と平安あれ)がアイーシャ様に、この夜にお勧めされたドゥア)