礼拝の前の体の清め方
ウドゥー(小浄)の行い方
ウドゥーとは?
礼拝を行う前に、体の一部分を決まった方法で洗い、清潔にすること
●ウドゥーの意思表示を行います。
(これからアッラーのお赦しを得るためにウドゥーをします。)
●「ビスミッ=ラーヒッ=ラフマーニッ=ラヒー ム」と唱えます。
(慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において)
●手を、肘まで三度洗います。指の間も十分に洗います。
●右手で三度口に水を入れ、十分にゆすぎます。
●右手で三度鼻に水を入れ、鼻を洗います。
●顔全体を三度、十分に洗います。
●まず右腕、それから左腕を肘と共に洗います。
●ぬれた両手の平で頭を前から後になでおろします。
●その際に、人差し指で耳の中を、親指で耳の外を、手の甲で首をぬぐいます。
●まず右足、それから左足を三度ずつ洗います。指の間もよく洗います。
ウドゥーを無効にするもの
なおウドゥーを行った後で下記のような行為があった場合は、
再びウドゥーをやり直 さなければいけません。
睡眠、放庇、尿便、嘔吐、流れる出血、失神、精液が出た場合。
ウドゥーなしに行えないこと
礼拝
クルアーンに触る
セジデイ・ティラーヴァッド(クルアーンのある特定の節を聞いたらサジダ平状する)
カアバをタワーフ(巡礼)する
ウドゥーの仕方
英語ですが、アニメーションなので
分かりやすいです。
礼拝の前に
注)礼拝を初めて始める方のために、ここでご紹介することは、基本的な事項のみです。
詳細については随時更新する予定です。
礼拝時に必ず留意すべき点
●ウドゥーのない人はウドゥーを行い、大汚の状態の人はグスルを行う(下記参照)
●礼拝を行う人の体、服、そして礼拝を行う場所に、礼拝の妨害となる汚れがないこと
●礼拝を行う際に覆うべき体の箇所を覆うこと
(男性は少なくともへそから膝までの部分を覆うこと、女性は手と顔以外を衣服で覆うこと)
●礼拝をする際にキブラ(メッカ)の方角に体を向けること
●礼拝を時間内に行うこと
●行う礼拝の意思表示を行うこと (意志表示の仕方)
礼拝の準備についてのおすすめ記事
グスルの行い方
グスル(大浄)とは?
体の全ての部分をぬらすように洗うこと
●排泄器官をよく洗い流します。
●意志表明(ニーヤ)をします。「不浄をきよめるためにグスルをします」と念じます。
●「ビスミッ=ラーヒッ=ラフマーニッ=ラヒー ム」と唱えます。
●ウドゥーを行います。口と鼻は特に充分に清めます。
●体の汚れた部分をまず洗います。頭から水を三回流し、頭からつま先まで、濡れていないままのところが残らない形でよく洗います。
グスルを行う必要がある場合
月経が終わった後
出産後、産褥期間が過ぎた時
異性と交わった時
夢精のあった時