

「人は旅人である」 ~ハディース分析~
8月も最終日となりました。 残暑の厳しさから一転、雨が続いて肌寒い日が続いていますね。。 皆様は夏休みをどのように過ごされましたか? 今回はハディースをテーマに久々のブログ更新です^^ ティルミジーがイブン・ウマルから伝えている。 「この世では、よそから来た者のように生きなさい。あるいは、旅人のようでありなさい。自分自身を、(死ぬ前に)墓の住人だと見なしなさい。」 このように、三つの文から構成される言葉である。現世的なものを離れ、信仰行為を行うこと、罪から身を守ること、この世とあの世の均衡を保つこと、それらに関してこれ以上短く凝縮した表現は他にあり得ない。もしあるとすれば、それも預言者ムハンマド(彼の上に平安あれ)の言葉である。これは疑う余地もないことであろう。 人間は、事実この世でよそ者である。メヴラーナの言葉で、「人間は葦で作られた笛のようである」というものがある。本来のところから遠ざけられた為に、常に泣いているのだ。その泣き声は生涯続く。 人は旅人である。魂の世界から始まって、母の胎内に、それから世界に、子供時代、若者時代、老年時代、そして


恵みをもたらすもの 第2回(完)
「恵みをもたらすもの」 第1回のつづき。。 第1回はこちら↓ http://www.islamforest.com/#!恵みをもたらすもの-第1回/c1n4n/556138370cf23d0164b86ff0 8―タワックル:ギュレン師の解釈によるとタワックルとは、要因、媒介となる範疇においては不足なくそれらの要因を尊重し、その先では限りのない力の持ち主であられるお方アッラーが私たちの上に及ぼされるものを待つことです。要因を試みる一方で、それらに真の影響力があると見なしてはいけません。「アッラーを信頼する者には、かれは万全であられる」(離婚章65/3)よく知られたハディースでアッラーの使徒はとても素晴らしく表現されておられます。「もしあなた方がアッラーへと、そのお方にふさわしい形で向かうことができていたら、朝その巣から空腹のまま離れ、夜には満腹して戻る鳥たちに糧を与えられるように、あなた方にも恵みを与えられていたことだろう」 9―相談すること、イスティハーラを行うこと:重要な仕事においては、それをよく知る人に相談すること、さらに必要であればアッラ