
サラワート(祝福祈願)
アッラーは次のようにおっしゃっています 本当にアッラーと天使たちは、聖預言者を祝福する。信仰する者たちよ、
あなたがたはかれを祝福し、(最大の)敬意を払って挨拶しなさい。 (アル・アハザーブ/56節) 預言者ムハンマド様(彼の上に祝福と平安あれ)はおっしゃられました: 「審判の日に私にとっていちばん大切な人たちとは、
いちばん多く私に祝福を祈ってくれた人たちです。」 (ティルミズィー) 預言者様はおっしゃられました 「私に祝福を祈る人には、アッラーが10の善行を記録してくださり、10の悪行を消してくださるでしょう。
そして10の段階を高められ、同じように祝福を送り返してくれるでしょう。」 (ナサーイー、アフマドほか) 預言者様はおっしゃられました。 「完璧な吝嗇者とは、私の名前を聞いても祝福祈願しない者のことだ。」 (ティルミズィー) 吝嗇(りんしょく):ひどく物惜しすること。けち。 教友ウバイユ・ブン・カアブさま(アッラーのご満悦あれ)の
伝えるところによると、預言者様は次のようにおっしゃりました。 「アッラーの御使いさま、私はあなた

ムハッラム月とアシューラの日
「シャフルッラーヒ ル ムハッラム」、つまり「アッラーの月、ムハッラム」として知られるムハッラム月は、神の恵みにあふれ、満たされた月なのです。
アッラーの月、日、年というものは本来はありません。しかしアッラーのお慈悲を得る最も重要な機会であることから、預言者ムハンマドによってこのように表現されているのです。
アシューラの日とは、ムハッラム月の10番目の日になります。アシューラの日には、アッラーの位階において特別な位置づけがあります。この日アッラーは10人の預言者たちに10種類の恵みを与えられ、その神聖さをさらに高められたのです。この日断食を行なうことは非常に徳をもたらすものとなります。
ヒジュラ暦の最初の月となるムハッラム月の10日が、アシューラの日です。ムハッラム月には他の月と比べて特別な価値があるのと同様に、アシューラの日にも、神聖さと豊かさに満ちた特別な地位があります。
アシューラの日が、アッラーの位階において選ばれた位置づけを持つことは、暁章第2節である「10夜において、(誓う)。」と言う表現からも読み取ることができます。解釈学者